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たけのこ ぐん の授業記録


兵庫県篠山市立味間小学校/岡本真砂夫


低学年が喜ぶ音読の方法を紹介



  低学年の国語で大切なのは、くり返しくり返し音読することです。

「暗記するくらいに音読する。」

これは低学年だけでなく、実は高学年でも大切な勉強方法です。

 以下、「たけのこぐん」の授業の様子です。


 
 @黒板に「たけのこぐん」の全文を書きました。

 A「大きな声で、読んでみましょう。」と言いました。みんながんばって読みます。

 B「みんな、すごく上手だね!先生びっくりしました。

  じゃあね、ちょっと難しくなるよ。」と言ってから、「たけのこ」と「あたま」を消しました。

 C「少し消えちゃったけど、読めるかな?」

  みんな「読める、読める!」と喜んでいます。実際、消した箇所も上手に読めました。

 D「みんなすごく上手だから、もう少し消してみるね。」と言って、更に「せのび」と「つゆ」を消しました。

  「読めるかな?」「読める、読める」と、すごく自信があるようです。

 Eこれも読めました。

  どんどん消していき、最後には全部消しちゃいました。

  「黒板の字を全部消しちゃったけど、読めるかな?」「読める読める!」とすごい勢いです。

 F最後には、何もない黒板を見ながら、大きな声で読むことができました。

  一番最初よりずっと大きくて、はっきりとした声です。
 

 変化を付けてくり返し読むうちに、その場で暗記してしまった子もいました。
 

 その後の授業で、暗唱テストを行いました。

 先に合格した7人の子を審査員にして、前に立たせました。
 
 「いまから審査員さんにテストをしてもらいますよ。

  どの審査員さんの所へ行ってもいいですから、テストしてもらいなさい。

  審査員さんは、一字でも違っていたら合格にしてはいけませんよ。」と指示しました。
 

 現在、挑戦中です。
 


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